今日でお昼寝やめました!

子育て

正確にいつからだったかは覚えていません。そして、「やめました!」と本人が宣言をしたわけではないのですが、ある日を境に我が子がお昼寝をやめた次期がありました。幼稚園年少組に入園前のことですので、むしろ親としてはいろんな理由でまだまだ眠って欲しい次期でしたが、本当にある日を境にお昼寝をしなくなったのです。

もともとお昼寝の時間が長い子ではなく、そのぶん夜にまとめて寝る傾向はありました。割と早い時期から、まとまって寝てくれるのはよかったのですが、寝る前の時間が地獄のようで、ほぼ毎日1時間以上泣き続ける、寝くじのひどい子でした。親の私でさえ、昼間の子と違う子に入れ替わっているんじゃないかと疑いたくなるくらい、激しい寝くじタイムを繰り広げるのです。夕食と入浴を済ませ、そろそろという時間になると、些細なことでウルウルしはじめて、泣きだしたらさあ大変、気を引くようなものを見せても、抱っこをして屋外の風に当てても泣き止みません。グズグズ言うといったレベルでなく、身体を弓なりにさせて泣き叫ぶのです。あなたが寝ても誰も困らないどころか、むしろ寝て欲しい、目の前の私が泣きたいくらい、頼むから寝てちょうだいと思いながらの対処だったと、いまでも思い出すほどです。

考えてみれば、赤ちゃんが食べながら電池切れのように眠ったりする可愛らしい場面が、我が子にはたった1度しかありませんでした。1度だから覚えているのです、するんだって。赤ちゃんなのにうつらうつら眠そうにしている姿が、極端に少なかったと思います。

挙げ句の果てに、いったいなにがそうさせたのかはわかりませんが、ある日を境にお昼寝をしなくなりました。そして、盛大に泣いて眠りについて朝まで寝る、という毎日を送るようになりました。まるでそのぶんの帳尻を合わせるかのように、朝起きるとご機嫌で一人遊びをしていたりして、思わずギョッとしたものです。まさに「今日でお昼寝やめました!」って感じのまま3歳になり、幼稚園入園の時期がきました。ちなみに3月生まれなので、3歳になって直ぐのことでした。おまけに、幼稚園から14時頃に通園バスで帰ってくるのですが、バスの中で寝てしまった子の横で、いつもスクッといった感じで座って、バスに乗っている姿がいまでも目に浮かびます。私にとっての、いつまでもちょっと不思議な出来事のひとつです。

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